No.62 BLACK ARROW

贅沢にレザーを使用したスリークオーターレングスのBLACK ARROWは1957年に登場した。60年以上も前にデザインされたとは思えない洗練されたレザージャケットで、幅広い層に支持され続けている。着丈の長いレザージャケットは野暮になりがちだが、4つのボールチェーンジッパーが絶妙なバランスで配されているため、スタイリッシュに仕上がっている。フロントは無駄な切り替えのない贅沢なカッティング。

No.440 TWIN TRACK BRONX

BRONXは初めて英国にてティーンネイジャーを対象にした、ブラックレザーとして当時の不良達に歓喜を持って迎えられた歴史的な1着。一般にDポケット・ディティールはアメリカの影響と言われるが、既に20年代のD・ルイスのカタログには「ジップ・マップ・ポケット」という名でDポケットを見ることが出来る。このTWIN TRACK BRONXは1966年に誕生。フロントのダブルジッパーが最大の特徴で、インナーの厚みに対応したサイズ調整が可能となった。また、バックには左右が繋がったポケットも配され、グレードアップが図られたモデルである。TWIN TRACK BRONXの著名な着用者にはTHE FIFTY NINE CLUB(59クラブ)の創設者Father BillやFather Graham、The BeatlesのPaul McCartney、The DamnedのRat Scabies、The RunawaysのJoan Jett達が名を連ねる。

No.384 Bronx

BRONXは1956年にリリースされ現在に至る。約60年間に渡るブリティッシュモーターサイクルジャケットのスタンダードモデル。ジャケットのデザインは1920年代のD-Lewisのフライングジャケットがベースになっており、1950年代にCafe Racer,Ton-up Boysが台頭してきたと同時にこの仕様にアップデートされる。
バイクに乗る際のアーム部分の動きを妨げない仕様として背中のアクションプリーツが付き、ハーフベルトのバックルがレザーでカバーされているのはバイクのタンクに傷をつけないためのディティール。このスタイルは若いブリティッシュモーターサイクリストと結びついて究極のTon upジャケットとして称される。